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【リノベーション】会社選びと知っておきたいすすめ方。

中古物件を購入してリノベーションをする。

すでに所有する物件を将来的にリノベーションしたい。

新築購入や建て替えが多かった時代から、いまやリノベーションは多くの人にとってライフスタイルの選択肢として当たり前にあげられています。リノベーションの需要が広がりを見せる中、工事を取り扱う会社やその種類も増えてきています。理想のリノベーションを実現するにはどのように会社選びをすればいいのか。その方法を探ってみましょう!

会社選びの前に……リノベーションでやりたいことをまとめておこう!

電卓、ノート、ペンとペーパークラフトの家

2016年に閣議決定された「住生活基本計画」では「2025年までにリフォームの市場規模を倍増する」という目標が掲げられ、国をあげて消費者のニーズに応えたリフォーム市場の整備がすすめられています。いまやリノベーションを取り扱う会社は大手メーカーから地域密着の小規模な所まで、多岐にわたります。

いきなり業者を探し始めると何を基準に選べばよいのか分からず、膨大な情報量を前にしてかえって混乱してしまいます。そうならないために、まずは「できるだけ自分たちのビジョンを明確にしておくこと」が大切です。

①「マンションと戸建て住宅」リノベーションでの違いってなに?

マンションと戸建て住宅のリノベーションで大きな違いは2つ。

それは、「費用」「自由度」です。それぞれの物件で行えるリノベーションは大きく変わりますので、事前に全体像を掴んでおきましょう。

「マンションと戸建て住宅」費用の違い

戸建て住宅では内装工事のほかに外装工事(壁・屋根など)も必要になってきます。これだけでも単純に、戸建て住宅のリノベーションはマンションのおよそ2倍の費用が必要と言われています。

さらに、築30年を超えるような物件では現在の耐震基準に満たない場合があり、耐震工事が必要になることもあります。また、木造住宅であれば「シロアリ」や「雨水」による構造部分への浸食など、表からは見えない部分の追加工事が発生する可能性も念頭に置いておきましょう。

戸建て住宅で必要となりえる工事

外装工事 ・塗装の塗り替え

・張り替え

・ヒビの補修

屋根 ・塗装の塗り替え

・重ね葺き

・葺き替え

その他 ・耐震工事、シロアリや雨水浸食による構造工事 など

「マンションと戸建て住宅」自由度の違い

マンションでリノベーションが可能なのは「専有部分」と言われる、主に居住空間にあたる部分です。しかし、居住空間内であってもマンションの規約や構造の問題で配線や配管の移動を伴うリノベーションができない場合があります。

マンションごとに他の住民と共有するがゆえのルールがありますので、事前に確認をしておきましょう。

 

専有部分  ■構造に関わりのない天井・壁・床

■居住空間内の扉・壁紙                     など

ポイント

■戸建て住宅では内装費のほかに「外装費」や構造に関わる工事が必要になることもある。

■マンションは戸建て住宅よりも工事の自由度に制限がある。

②施工のイメージ・必ずやりたい工事

キッチンはおしゃれにL字型にしたいわ
段差は少なく、バリアフリーにしたいね

いざ、リノベーション!となると家族それぞれの希望や好みが出てきます。あれもこれも、すべての希望を叶えることは、なかなか難しいですね。

反対に、何も考えていない状態で業者に相談すると相手からの提案に流されてしまい、あとから「あーすればよかった」「本当はこうしたかった」と、なることも。これから何十年と住み続ける家のリノベーションです。まずは家族間でしっかりとリノベーションのイメージを話し合って、やりたいことに優先順位をつけて書き出しておきましょう。

決めておきたいリノベーションの優先順位

1 ・リノベーションの目的(二世帯化・部屋の増設・間取りの変更 など)
2 ・やりたい工事(L字キッチン、スロープ、床暖房、シューズクローク など)
3 ・家族それぞれの要望(子供部屋個室、書斎が欲しい、食洗器をつけたい など)

③リノベーションにかけられる予算

リノベーションを行うにあたって、最大の悩みといえるのが予算です。おおまかに必要な費用の内訳はこのようになります。

リノベーション費用 材料費 建材、設備機器のグレード

施工面積の広さで変わる

工事費 人件費

工事範囲と工期によって変わる

諸経費 全てのリノベーション 工事請負契約時の印紙代
中古住宅購入の場合 不動産取得税、仲介手数料、売買契約時の印紙代、所有権移転登記費用
ローン利用の場合 融資手数料、抵当権設定登記費用、保証料、火災保険料、ローン契約時の印紙代
その他 家具家電・仮住まい、引っ越し費用 など

予算を考えずにイメージを膨らませてしまうと、最終的にやりたいことと予算が折り合わず大幅に計画を変更することになりかねません。家族間で話し合いを行った後は、インターネットや専門雑誌など、事前にできる情報収集でおおよその相場を確認し、予算を設定しておきましょう。

「やりたいこと」+「相場を取り入れた予算を用意することで、このあとの会社選びがグッとスムーズになります。

あなたはどのタイプ?フルリノベーションケース3選

芝生の上に置かれた家のミニチュア

①いま住んでいるの物件をリノベーションする

メリット

・新たな物件探しの必要はない。

・住みながらリノベーションのイメージを考えられる。

デメリット

・物件全体の広さや立地、工法などの条件は変えられない。

・老朽化具合で工事の費用が上がる。

②リノベーションされた物件を購入する

メリット

・物件を探したり、デザインを考える手間は省ける。

・新築より費用を抑えてキレイな物件に住める。

デメリット

・自分好みの内装にはできない。自由度は低い。

・構造部分の状態が表からは分からない。(柱の老朽化や断熱処理など)

③中古物件を購入してリノベーションする

フルリノベーションを行う上で最も大掛かりといえるのが、「物件探し」+「リノベーション」を行うケースでしょう。

物件探しを不動産会社が行う場合、気に入った物件でやりたいリノベーションができるのか。不動産の担当者では即座に判断できません。そのため、購入を検討している物件にはリノベーション会社にもチェックしてもらう必要があり、「物件探し」+「リノベーション」の2つを同時に進めていかなくてはいけないという難しさがあります。

そこで注目されているのが物件探しからリノベーションまでを一手に行う「ワンストップ型」の会社です。

ワンストップとは……

複数の場所や担当に分かれていた手続きやサービスなどを、一ヵ所でまとめて提供するようにしたもの。さまざまなサービスを一体的に提供することなどを指す。

これまで別々に行われていた物件探しとリノベーションを1つの業者が行うことで、必要な①~④の全ての手続きが1つの窓口でまとめて行えることから人気が高まっています。

  1. 物件探し
  2. プランニング
  3. 施工
  4. リフォームローン

また、リノベーションのワンストップ型は大きく2つの形態に分かれています。

A社 1~4の全てを自社で行う。
B社 基本的には設計業者が主導し、物件探しや施工などは提携する業者に依頼する。

(もしくは、物件探しを提携する不動産会社に依頼し、設計施工を自社で行う)

ワンストップ型はさまざまなメリットがありますが、A社のように①~④を全て行う場合、余計な費用を省ける反面、途中で何か問題が起こりリノベーション会社を変えたい時に変更が難しいというデメリットがあります。ワンストップ型でも会社によって形態は細かく変わってきますので、もしものことも想定して契約前に内容を確認しておきましょう。

後悔しない。会社選びの最終チェックポイント

チェックリストにチェックをつける

①会社の特色や施工事例を確認しよう

リノベーションを行う会社は大きく4系統に分けられます。それぞれの大まかな強みをご紹介します。

大手ハウスメーカー ・施工数、店舗数が多い。

・メーカー独自の工法技術を持っている。

不動産会社 ・ワンストップ対応しているところも多い。

・物件探しが得意。

設計事務所 ・デザイン・設計力が高い。

・戸建て、マンション両方に強い。

工務店 ・設計と施工を行える。

・幅広い工事を取り扱っているので、細かな要望も聞いてもらいやすい。

会社の系統ごとに特色や強みはありますが、まずは「会社が過去に行ったリノベーション事例がやりたいリノベーションに合っているか」を軸に考えていくと方向性を絞っていくことができます。

また、工事終了後のアフターメンテナンスについてもきちんと確認しておきましょう。

②見積もりを取ろう

やりたいリノベーションに合う会社を見つけたら、同じ条件で3~4社見積もりを取って比較しましょう。お金をかければできることは増えますが、大切なのは「限られた予算」で「理想のリノベーション」ができることです。

契約書にサインをしてしまうと、もう後戻りはできません。

・設備や建材の質

・業者のアイディアや特色が組み込まれているか

金額だけでなく、設備や建材などは目で見てしっかり納得して見極めましょう。

③具体的にイメージしてみよう

事例や金額を比較して、それでも最後決断できない時は自分の感覚を信じてみるのも一つです。

これまでの「担当者の対応」「やり取りの中で信頼を感じるか」…リノベーションの具体的なイメージが湧くほどそういった感覚は強く感じるはずですよね。

また、イメージしにくいことほど不安なこともありません。人との相性や直感が、迷った時の決め手になることもあるのです。

まとめ

数あるリノベーションの会社の中から1社を選ぶことは容易ではありません。悩み、迷い始めてしまうと「せっかくのリノベーション計画がなくなってしまった……」なんてことにもなりかねません。理想のリノベーションを実現させるためにも会社選びのポイントを抑えて、運命の1社と巡り会ってください。

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